居抜きを活かせ!

居抜き物件の内装

居抜きとは店舗物件の内装や備品などが残っている状態を言い、一般的には床・天井・壁・厨房・お手洗などが残っている状態をいいます。しかし店舗物件によっては「床・壁・天井だけ」だったり「厨房だけ」だったりなどの一部が「居抜き」となっていることもあります。

不況の今、「居抜き」物件が注目されているのは「出店のコストを抑えたい」や「出店時のコストを一日でも早く回収したい」などのコスト削減の意識からです。店舗物件は一般的に床・壁・天井・厨房などが何もない状態から構築していきます。しかし居抜き物件の取引をすることにより「せっかく備品などが残っているのであれば、わざわざ壊さなくても良いのではないか」と思われる方との合意を得ることができます。つまり居抜き物件の取引をするこにより、「建物の所有者」・「閉店するテナント」・「新規出店するテナント」との間で合意を得ることができるため一石三鳥になるといえます。

しかし一口に「居抜き」物件と言っても残っている設備を全て無料でもらうことができるとは限りません。閉店するテナントの中には「解体するとなると費用がかかるため無料でも構わないので引き取ってほしい」と思われる方だったり、「内装も備品もまだ綺麗なので売りたい」と思われる方もいらっしゃいます。このような売買を「造作譲渡」といいます。